墨出しの仕事の流れ
01.遣り方・杭芯出し
なにもない更地に設計図どおりに建物位置を記杭で出し、設計者立会いの下、問題が無ければ構造物を支える地盤中に打込む杭の位置を出します。
02.捨てコンクリート
上地墨出し
基礎の位置、幅を正確に決める為の下地となる捨てコンクリート上に基礎の位置、幅等の墨出しを行ないます。
03.耐圧盤上地墨出し
コンクリート上に基礎の位置等の墨出しを行ないます。
耐震性能の向上、軟弱地盤でも沈下が起こりにくくなる耐圧を出すために建物下の地盤全体に鉄筋コンクリートを施工する基礎施工。耐圧盤の上に布が連続して建物を支える。
04.親墨出し
(各階床基準墨出し)
土間(床)コンクリート打設後、X・Y方向の各通り芯から室内側に1,000mmや、その建物形状に必要な返り墨を出します。
05.仕上墨出し(内部)
サッシの取付に必要なレベル墨や縦墨を出したり部屋を仕切る間仕切墨(壁の位置)を出します。
06.仕上墨出し(外部)
外壁タイル貼り用の基準となるレベル、縦墨や階段の左官仕上に必要な段々の墨を出します。
07.外構墨出し
(擁壁沈下レベル測定)
建物完成間際に道路と敷地との境や境界線を出したり、建物本体とは別に付随して建つ構築物の位置や仕上に伴う墨出しを行ないます。
時には建築工事によって既存構築物の沈下や変動していないかの確認の為、計測したりします。